
値入率とは
商品の販売価格を決めるときに、どのぐらいの粗利が出るかを想定して利用する計算方式です。
計算式は
値入率(%) =(想定売価 - 仕入原価)÷ 想定売価 × 100
仕入原価が400円で、想定売価1,000円だった場合を見てみましょう。
=(1,000 - 400)÷ 1,000 × 100
値入率 = 60%
となります。
残りの40%は何かというと、40%は原価率となります。
粗利率とは
実際に売れた売上金額を元に、粗利率を算出します。
計算式は
粗利率(%) =(売上金額 - 仕入原価)÷ 売上金額 × 100
総売上金額が250,000円で、総仕入原価が120,000円だった場合を見てみましょう。
=(250,000 - 120,000)÷ 200,000 × 100
粗利率 = 52%
金額のところは単品ではなく、1SKU当たりの総売上高。もしくは全体の総売上高などを当てはめる事が多いです。
値入率と粗利率の違い
上の2つを見て気づいた方もいらっしゃると思いますが、値入率も粗利率も計算方式は一緒ですね。ともに、値の高い方が儲かるという指数になります。
2つの違いとしては、商品を販売してから在庫が無くなるまで販売価格を変えない事はほぼ無いと思います。セールだったり、市場動向により価格を上げ下げする場合もありますので
- 値入率・・・販売前の想定粗利
- 粗利率・・・実際の売上高を元とした粗利
値入率は販売価格を設定する際の想定売価を元に算出し、粗利率は実際に売れた売上高を元に算出する。という違いになります。
利益率とは
販売費および一般管理費などの販管費を差し引いた実際の利益率を算出します。
※家賃や経費、人件費に広告費など
計算式は
利益率(%) = ((売上高 - 仕入原価) - 販管費) ÷ 売上高 × 100
総売上金額が250,000円で、総仕入原価が120,000円、販管費が60,000円だった場合を見てみましょう。
=((250,000 - 120,000)- 60,000)÷ 200,000 × 100
利益率 = 28%
売上高の28%が営業利益だった。という計算になります。
まとめ
値入率と粗利率は業種や企業文化によって、呼び方や使われ方が異なってきますので、それぞれの環境に照らし合わせてご確認いただければと思います。
利益率に関しては、ECサイトを運営している現場で正確な利益率を算出する事は難しいと思います。そもそも全ての販管費(販売費および一般管理費)を調べる事が困難です。
そこでザクっとした大まかな利益率を現場で把握できるよう、下記の販管費を押さえておきましょう。
- 決済手数料(カード決済や代引手数料など)
- 運賃(商品の配送費)
- 売上手数料(モール出店している場合など)
- 外注費(デザインや倉庫などの外注費用)
- 月額固定費(各種ツールを利用している場合)
- 広告費
これらを現場販管費として平均値を算出しておくと
暫定利益率 = (粗利 - 現場販管費) ÷ 粗利 × 100
このように現場で把握できる大まかな指数を得る事ができます。
※正確な販管費ではないのであくまでも暫定です。
現場販管費と広告費を切り離すと
暫定利益率 = (粗利 - (現場販管費 + 広告費)) ÷ 粗利 × 100
広告費をどのくらいまで使っても大丈夫か?という一つの指標としても利用できます。
以上になりますが、売上高だけを目標とするのではなく、販管費を差し引いた利益率も考え、今後のサイト運営に活かしていただければと思います。


