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ECの基本的な事

ECサイト構築を依頼する前に絶対確認すること

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ECサイト構築を依頼する前に絶対確認すること

「売る商材も決まったし、ECサイトを構築しよう」と思っている方、ちょっと待ってください。ECサイト構築を自分たちで構築する。もしくはECサイト構築を外注に依頼する。どちらにしても事前に確認しておく事があります。
ここではECサイトを構築する前に確認しておきたいポイントをチェックしていきます。


ECサイトコンセプトの設定

ECサイトコンセプトの設定

ECサイト構築を検討する段階だと、すでに販売する商材は決まっている場合が多いと思います。
ECサイトコンセプトはその商材を誰に、どのように販売していくか?そして売上をどこまで求めていくのか?を予め定めておく事で、制作会社の選定や社内での目的共有に役立ちます。

実際にどのようにコンセプトを作っていけばいいのか?その、ECサイトコンセプト作りで役立つのが5W1Hです。
ここでは珈琲ショップだった場合のECサイトコンセプトを見てみましょう。

What(何を) = 目的

高品質で低価格なコーヒーをお届けする

Why(なぜ) = 意義

自家焙煎コーヒーのおいしさを知ってもらう

Who(誰が)

30~40代の女性

When(いつ)

12時~15時のお昼時に

Where(どこで)

ちょっといいコーヒーを飲みたいと思って検索する

How(どうやって)

スマホを使って

これを見るとペルソナと同じようにECサイトを利用している時の情景が見えてきますよね?
ECサイトで販売展開してく商材のこだわっている部分にスポットを当てて、妄想を膨らませていく事が大切です。


基幹システムとの連携は必要か?

基幹システムとの連携

見落としがちなのが基幹システムとのデータ連携をどうするか?という点です。ここでいう基幹システムは下記の3つになります。

在庫管理システム

在庫商品でも受発注商品でもECサイトでは在庫の設定が必要です。そのECサイトだけで販売するのであれば問題ありませんが、実店舗販売と在庫を一緒にする場合や、将来的に複数ECサイト出店を検討している場合などは事前に連携できるか確認することが必要になってきます。

売上管理システム

受注件数が少ない場合は手動入力で売上を計上できますが、それが1日数十件にもなってくると入力時間がかかるのと、入力ミスが発生する可能性もあり、とても非効率です。CSVで取り込む事ができるか?別の形でシステム連携できないか?予め確認しましょう。

顧客管理システム

実店舗販売をしていて既に顧客データを管理している場合、その顧客データをECサイトと共有したい場合はシステムを連携する必要があります。将来的にどのような形に持っていきたいか?事前に確認しましょう。

基幹システムとECサイトの連携に関しては、どの基幹システムでも大抵はCSVファイルで入出力できる機能が付いています。ECサイトの規模が小さい内はCSVファイルで対応していき、規模が拡大していく段階で自動化できるシステム構築作りを進めていきましょう。


商品情報と画像の準備

商品情報と画像の準備

ECサイトで販売するために最低限必要なものは下記の4点になります。

  • 商品名
  • 商品説明文
  • 商品画像
  • 販売価格

商品数が少ない場合は普段使い慣れているエクセルで管理するのが簡単です。ただし、商品数が多い場合や、テキスト量が多い場合などはACCESSで管理するか、別途システムを導入するか検討しましょう。


決済方法の選定

決済方法の選定

ECサイトでの決済方法および各種手数料を把握しておきます。
主流はクレジットカード決済ですが、最近では「Apple Pay」や「Amazon Pay」「楽天ID決済」など、ECサイトを利用するユーザーが簡単に手続きできる決済が人気です。
ECサイトではどのような決済方法があって、販売手数料はどのくらい掛かるのか?確認しておきましょう。

※決済方法が多ければ多いほど利便性は高くなりますが、経理業務が増えるため運用フローの確認も必要です。


配送会社の選定

配送会社の選定

すでに配送会社を利用している場合は、各配送先地域の運賃や返送された場合のコスト、時間帯指定・代金引換の手数料など確認しておきます。
倉庫業務を外注している場合は利用できる配送会社が指定されている場合があるので事前に確認が必要です。


店舗名やドメインなど

店舗名やドメインなど

すべて準備が整ったと思っても「あっ!店舗名決めてなかった!」という方が稀にいらっしゃいます。良い案が思いつかない場合は、ECサイトコンセプトから紐解いて店舗名を考えていくのが容易でしょう。その際はドメインを取得可能か?ということも調べておいた方が良いです。

その他にも、事前に確定しておくべきことが下記になります。

  • お客様窓口の電話番号
  • お客様窓口のメールアドレス
  • サイト運営責任者を誰にするか
  • 銀行口座(各種手続きの支払いなどで利用)
  • クレジットカード(一部モール型ECサイトで必要)

また、ECサイトで販売する商材によっては法律上必要なものがある場合があります。詳しくはECサイトに関わる法律の事をご確認ください。


ECサイト構築の前準備(まとめ)

ECサイトを構築する場合、複数の制作会社に見積もりを依頼して検討する場合が多いと思います。そこで活用できるのがECサイトコンセプトです。このコンセプトを元に見積もりを依頼すれば、依頼する側もされる側も共通のイメージで進める事ができ、見積もりを正確に比較することができます。

低価格でECサイトを制作してくれるところは基本的にテンプレートを流用する場合がほとんどですが、ECサイトでブランディングもしたい場合や、他のECサイトとは違った独自性を出したい場合など、ECサイトコンセプトをしっかり作成する事が大切です。

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