配送業者別、配送伝票出力システム
EC運営で労力がかかるのが出荷業務です。
自社で商品を在庫していて、自社でそのまま出荷している場合、売上の上昇に伴い、出荷数も上昇していくので時間と労力がかかります。
中でも怖いのは人的ミスによる誤出荷です。
クレーム対応でさらなる労力が費やされるのと、レビューなどによるお店の信用に大きくキズを付けてしまう事もありえます。
ここではそんなミスを防ぎ、作業効率化を図るための配送伝票出荷システムを業者別にご案内します。
ヤマト運輸
送り状発行システムB2クラウド
http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/business/send/services/b2web/
ヤマト運輸が提供するサービスは「B2クラウド」です。
こちらはパソコンにインストールする必要がなく、インターネット上で作業できるWEBサービスになります。
初期費用や月額利用料は無料。
パソコンとインクジェットプリンターかレーザープリンター、複合機プリンターがあれば、当日すぐに利用可能です。
送り状専用用紙はドライバーもしくはヤマト運輸サポートに連絡すれば無料で貰えます。
送り状イメージ
@www.kuronekoyamato.co.jp
手入力で伝票を発行する場合は郵便番号・住所相互変換機能が入力をアシストしてくれます。
受注データをそのまま利用したい場合は、Excel・CSV形式でデータ取込みが可能です。
佐川急便
e飛伝Ⅲ
https://www.sagawa-exp.co.jp/service/okurijyou-support/e-hiden3/
スマートクラブ for businessのIDとインターネットに接続しているパソコン・プリンタがあれば、いつでもカンタンに送り状が発行できるクラウドサービスです。
従来のe飛伝シリーズの機能をイイとこ取りし、複数出荷場対応などの新機能も搭載したe飛伝シリーズの最新版
- A5圧着送り状
- 統一圧着送り状
- A4統合送り状
- 飛脚メール便ラベル
日本郵便
Webゆうパックプリント
https://www.post.japanpost.jp/web-yu-packprint/index.html
インターネット上で会員登録をしたら、ゆうパックラベル、書留、特定記録郵便物などの宛名ラベルを作成できるサービスです。出力できるラベルはこちら。
- ゆうパックラベル
- 着払ゆうパックラベル
- ゆうパケットラベル
- 一般書留、簡易書留、特定記録郵便物等のあて名ラベル+受領証
- 配達時間帯指定郵便
- 普通郵便
宛名ラベルは市販のタックシートを購入する必要があるのでランニングコストが発生します。
利用可能なあて名ラベル一覧
https://www.post.japanpost.jp/web-yu-packprint/contents/manual/Web_labellist.html
ゆうパックプリントR
https://www.post.japanpost.jp/yu-packprint-r/
インストール型の無料ソフトウエアです。出力できるラベルはこちら。
- ゆうパック
- ゆうパケット
- ゆうメール
- 普通郵便
利用するにはお近くの郵便局で申し込む必要があります。宛名ラベルは郵便局で専用ラベルを無料でもらえます。
注意点としては、この無料ソフトウエアの動作が重いので比較的高スペックのパソコンにインストールすることをオススメします。
エコ配
エコプラス
https://www.ecohai.co.jp/print_slip
インストール版(印刷専用ソフト)とウェブブラウザから直接印刷できるWeb印刷版があります。
Web版は2種類ありますが「エコ配(全国版)」を利用すれば問題ないでしょう。
西濃運輸
カンガルー・マジックII
http://www.seino.co.jp/seino/service/domestic/forwarding-support/km2/
インストール型の無料ソフトウエアです。送り状兼荷札の出力から集荷依頼までこれ1つで完結できます。
パソコンとプリンターをセットで提供してくれる「カンガルー・マジックZero」というサービスもあります。
福山通運
iSTAR-2
https://wwwis2.fukutsu.co.jp/hp/
インストール型の無料ソフトウエアです。
CSVやExcelデータを利用したデータ連携
各社の出荷支援システムはCSVファイルやExcelファイルを利用してデータのインポートおよびエクスポートが可能で、
楽天市場やYahoo!ショッピングなどのモール系ECサイト、makeshopやFutureShopなど独自ECサイトなど、大半のECシステムはデータ連携ができます。
出荷作業の効率化のために
少人数で運営しているECサイトでよくある話は、繁忙期になると社員総出で出荷作業をしている。という状況があります。
たしかに出荷数の波動はコントロールが難しいので致し方ない点はありますが、本来やるべき仕事をストップして、出荷作業に集中させる事は必ずしも正解ではありません。
繁忙期の出荷業務をイベントとしてとらえていると、社員のモチベーション低下や、本来やるべき業務の遅延が発生してしまい、結果的にそれぞれの首を絞める事になってしまいます。
既存のEC運用フローを見つめ直し、それぞれに合った出荷支援システムを利用してEC出荷業務の作業効率を進めていきましょう。